生クリームケーキは誕生日やクリスマスなど、特別な日に欠かせないスイーツです。しかし、ホールケーキを買ったり、たくさんもらったりして一度に食べきれないこともありますよね。生クリームケーキは「日持ちが短い」と思われがちですが、実際の賞味期限はどうなのでしょうか?
友人がケーキ屋さんを営んでいるので実際に色々話を聞いてみました^^
についてご紹介していきますね。
生クリームケーキの賞味期限はどれくらい?種類別の目安
ケーキ屋さんで「本日中にお召し上がりください」と書かれたシールを見たことがある方も多いでしょう。そのため、生クリームケーキは当日中に食べなければならないという印象を持つかもしれませんが、実は翌日までおいしく食べられることも少なくありません。
ケーキの種類によって賞味期限は異なります。
以下は主な目安です。
・カスタードクリーム入りのケーキ:2日以内
・ガトーショコラ、ベイクドチーズケーキ、フルーツなしのタルト:4日以内
生クリームやフルーツ、カスタードを使用したケーキは、特に傷みやすいので翌日までには食べきるのが理想です。
一方、ガトーショコラやベイクドチーズケーキ、焼きタルトのようにしっかりと焼かれたものに関しては、4日ほど日持ちします。ただし、これらのケーキでも生クリームやカスタードが中に使われている場合は、できるだけ早めに食べるのが安心です。
「本日中にお召し上がりください」と表示される理由とは
ケーキ屋さんって購入したケーキを渡すときに「本日中にお召し上がりください」って言うよね。箱のシールにも書いてあるし。あれってどうしてなの?ホントはもっと長く食べれるよね?
と友人に聞いてみました。
まず一つは、実際の賞味期限より短い期間を設定するのは、生クリームなどは元々傷みやすいし、「保存状態(温度など)によって傷み具合が左右されるので、より安全に食べてもらうため」なんだそう。
そしてケーキを「一番おいしい状態で楽しんでもらうため」なんだそうです。
焼き菓子のように、時間が経つことで味がなじむものもありますが、生クリームケーキはできたてのフレッシュさが命。作りたての生クリームはなめらかで、スポンジはふんわりしていて格別ですもんね♪
時間が経つと、生クリームが乾燥したり、スポンジがパサついたりしてしまいます。さらに、先程もお伝えしたように、ケーキを持ち帰った後の保存状態によっても傷み方が変わるため、保存環境には注意が必要です。特に、直射日光の当たる場所や高温多湿の環境に置いておくと、品質が早く低下する可能性があります。
お店では、温度管理や衛生管理を徹底していますが、自宅での管理は各自の責任となるため、ケーキ屋さんは、その日のうちに食べることを推奨しています。最高の状態で味わうためにも、できるだけ早めに楽しむことが大切ですね。
ケーキをおいしく保つための保存方法
生クリームケーキを少しでも長持ちさせたい場合は、冷蔵保存が基本です。保存する際は、ケーキが乾燥しないようにラップでしっかり包むか、密閉容器に入れておくとよいでしょう。また、冷凍保存も可能ですが、解凍後にクリームやフルーツの食感が変わることがあるため、あまりおすすめはできません。
生クリームケーキをおいしく味わうには、種類ごとの賞味期限を守ることが大切です。フレッシュな素材を使ったケーキは、購入後の翌日までには食べきるようにしましょう。ガトーショコラやチーズケーキのように比較的日持ちするケーキも、保存状態を整えて、早めに楽しむことがポイントです。ケーキ屋さんが設定する短い賞味期限は、最高の味を提供するための工夫なので、できる限りその日のうちに楽しんでくださいね。
生クリームケーキの保存で重要なのは「ニオイ」と「温度管理」!
ホールケーキやイベントの余り物で、生クリームケーキが食べきれないこともありますよね。ケーキは時間が経つにつれて風味が落ちてしまうので、できるだけ早めに食べるのが理想です。
しかし、どうしても残ってしまう場合は正しい方法で保存することが大切です。生クリームケーキは傷みやすいため、常温での保管は避けましょう。冬でも部屋が暖房で暖かくなっていることが多いため、冷蔵保存が必要です。ただし、冷蔵庫に入れるだけでは風味が劣化することもあります。ケーキのおいしさをキープするためのポイントは2つ!
②密閉して乾燥を防ぐ
それでは、それぞれのポイントを詳しく説明します。
①紙箱から出して保存する
冷蔵庫の乾燥を防ぐために、紙箱に入れたまま保存したくなるかもしれませんが、それは逆効果です。紙は湿気を吸いやすく、ケーキのスポンジや生クリームの水分が失われ、乾燥が進んでしまいます。さらに、冷蔵庫内のさまざまなニオイも吸収しやすく、ケーキに不快なニオイが移る原因になります。そのため、紙箱のまま保存するのではなく、箱から出して保管するのがおすすめです。
②密閉して乾燥から守る
生クリームやスポンジ部分は乾燥に弱いため、しっかりと密閉することが大切です。おすすめの保存方法はタッパーの使用です。タッパーを使えば、乾燥を防ぐだけでなく、冷蔵庫内のニオイもブロックできるので、ケーキの風味を長く保てます。ただし、タッパーに直接ケーキを入れると取り出しにくくなる場合があります。そんなときは、タッパーの蓋にケーキをのせて、その上から容器をかぶせるようにすると、取り出しが簡単ですよ^^
ホールケーキなどタッパーに入らない大きなケーキは、ラップで包むのも効果的です。ラップはデコレーションが崩れないように、少し余裕を持ってふんわりとかけましょう。これだけでも乾燥を防ぐことができますよ。
まとめ
生クリームケーキの保存についておさらいしましょう。
・紙箱から取り出し、タッパーやラップで密閉して保存することで、ケーキの風味が長持ちします。
・購入した翌日までに食べれば問題はありませんが、できるだけその日のうちに楽しむことをおすすめします。
どうしても食べきれない場合も、適切な方法で保存すればおいしさをキープできます。今回ご紹介した保存のコツを活用して、最後までおいしくケーキを楽しんでくださいね^^